Reflex=反射、logy=学
人間の手や足、耳には身体の全ての器官や内臓が「反映」されていると考えられており、その中でも足の裏は最も反映の強い場所とされています。この器官や内臓の反映されている足の裏の各ゾーンは「反射区」と呼ばれ、そこを刺激することにより直接触れることの出来ない内蔵に反射が伝わり、身体の治癒力を高め、心身のバランスを整える療法がリフレクソロジーです。
足の裏は第二の心臓と呼ばれ、心臓から送り出された血液を再び心臓へ送り返すポンプのような役割を果たしています。足の裏は心臓から1番遠いところに位置し、重力の関係で血液は最も下に位置する足に滞りがちです。リフレクソロジーは足や足裏を刺激することによって足元からの血液の流れを活発にし、身体に溜まった老廃物や余分な水分を排出するのを助けます。
血行不良からくる様々な現代病(冷え性、肩こり、腰痛、むくみ、肥満、大人のニキビ等)に、リフレクソロジーは手軽に行える安全な健康法です。
・ストレスを軽減し、心と身体を深くリラックスさせます。
・自律神経のバランスを整えます。
・血行を良くし、新陳代謝を高めます。
・身体の中に残った老廃物や水分の排除を助けます。
・身体の治癒力を高めます。
・身体の全システムのバランスを整えます。
・エネルギーを回復させます(上がりすぎたエネルギーを下げる手助けをする)。
・あらゆる病気、症状からの予防になります。
・家族やパートナーとのスキンシップ、コミュニュケーション能力を育みます。
古くは4,000年以上前のエジプト、中国、インドなどで使われていたテクニックがリフレクソロジーの始まりといわれています。
エジプトの壁画に足をマッサージしている様子が描かれてあり、そのうちの一つが医師の墓に残されていました。四人の人物が足、手に刺激を加えている様子の背景に、医師が手術で使っていただろう器具や健康・平和の象徴である白い鳩、知恵と学問の象徴であるフクロウが描かられています。
1913年にアメリカ人の医師のウィリアム・フィッツジェラルド博士が、今のリフレクソロジーの基本である「ゾーンセラピー」として西洋に紹介し、1938年にアメリカ人の理学療法士であるユーニス・インガム女史がその理論を受け継ぎ、研究を重ね、現代の「リフレクソロジー」を生み出しました。
イギリスにはインガム女史の生徒であったドリーン・ベイリーによって1966年頃に紹介され、その後ヨーロッパに広がっていきました。